みなさんこんにちは
普段はプラモばっかり作っているのですが、暖かくなってきたのでそろそろ今年のサバゲーライフを開始しようと思っている”らふちー”です。
さてみなさん八九式重擲弾筒ってご存じでしょうか?旧日本軍が使用していた迫撃砲なのですが、アメリカ軍からはニーモーターの呼び名で呼ばれていたり、アメリカ軍兵士が勘違いして太腿に乗せて撃ってケガしたりと逸話がある兵器です。
ネタ武器として欲しくなってしまいサバゲーで使えるものを探していたのですが、値段を見てみると、、、高い…
値段が高いので八九式重擲弾筒を塩ビ管で自作することにしました。
注意:自作ランチャーのサバゲーでの使用は運営側に確認を取り、許可をもらってから使いましょう。フィールドによっては使用できない可能性があります。
材料
簡単に作れるというのをコンセプトに作っていこうと思います
材料
・モスカート(今回はCAW製を使用)
今回作る塩ビ管ランチャーはどれでも使用可能です
・塩ビ管VP40 250mm 1本
・塩ビ管VU40 55mm 1本 (薄肉の塩ビ管)
・塩ビ管VP20 250mm 1本
・VUソケット VU40用 (VU40と同径の継手) 1個
・TSキャップ VP25用 1個
・TS径違いソケット40×20(VP40とVP20用) 1個
・TS径違いチーズ50×20 (VP50とVP25用T字継手) 1個
・突っ張り棒(25cm) 1個(100均で購入)
・ビニールテープ 1個(100均で購入)
・缶スプレー黒色
・プラスチックプライマー
使用した工具
・電気ドリル
・ドリル刃(突っ張り棒の細い方より少し太い物)
ステップドリルなどがあると便利です
・プラスチック用のこぎり
塩ビ管は意外と固いので クラフトのこ などの刃が薄いのは避けた方がいいです。私はタミヤの物を曲げてしまいました OTL
・Pカッター
真っ直ぐ切るために溝を掘るのに使用
・定規
・ヤスリ
*塩ビ管の長さが250mmなのはホームセンターで切り売りされていた長さが250mmのためです。八九式重擲弾筒の本来の全長に合わせているわけではありません*
製作工程
ー塩ビ管の加工ー
塩ビ管VU40の55mmはホームセンターでここまで短い物が無いのでノコギリでカットして製作します
T字継手のカットは、定規で直線を引き、線の上を定規を当てPカッターでなぞりながら掘っていき2/3くらいまでくれば力技で割るかノコギリで切ります。切り口がガタガタになるのでヤスリでキレイにします
TSキャップに突っ張り棒の細い方より少し大きい穴を開け、VU40の内径の太さになるまでビニールテープを巻く
突っ張り棒の細い方の先端を取り、太い方の1/3部分と2/3部分にVP20の内径の太さになるまでビニールテープを巻く、(VP20に突っ張り棒を入れたときに落ちてこない程度)
加工は以上、おそらくT型ソケットのカットが一番時間がかかるのではないでしょうか、私は1時間くらいかかってしまいました
ー組み立てー
加工した塩ビ管を組み立てます
40×20の異径ソケットに加工したTSキャップを入れます
さらに異径ソケットに55mmにカットしたVU40をはめます
異径ソケット+VP20+カットしたT字継手を写真の順ではめていきます
突っ張り棒を140mmくらいまで伸ばして中心に通す(写真はまだ伸ばす前)
突っ張り棒の先端は写真のようにギリギリ出ないようにする
VP40に同径ソケットをはめて砲身側を作る
モスカートの装鎮位置はココ
砲身側を連結して完成
これで組み立て終了
*刻印が凸である部分があるので気になる方は塗装前にヤスリで削る必要があります
ー塗装ー
プラスチックプライマー吹いて
黒スプレーを2度吹きして終了
完成
M1911とサイズ比較、意外と大きいけど迫撃砲としてはかなり小さい
-使い方–
使い方は簡単、底の突っ張り棒を押すだけ
押すとそのままモスカートのバルブを押す構造になっているのでいたってシンプル、強く押しすぎると突っ張り棒が勝手に縮むので注意です(100均なのでそこまで強度が無いため)
サバゲーで間違った方法の太ももの上で撃っても良し、正式な地面の打ち方でも良しのネタ武器の完成です
再装鎮はソケット部分でバラし突っ張り棒の先端を戻すのみ
これを忘れると暴発の危険があります
発射動画
ゲームで使用した感想
実際に屋外フィールド”ZERO23バトルフィールド”で使用してきました。率直な感想を言うと使いづらいグレネードランチャーです。グレネードランチャー全般に言えることですが電動ガンの方が射程が長いのでこちらの有効射程距離まで近づくのに苦労、開幕ダッシュで近づけば集中砲火、さらにこの形状のため打ち方が地面に置いて撃つためバリケードから距離を取らないと仰角が取れないので被弾率が上昇します、言ってしまえば玄人グレネーダー向けです。
しかし、メリットもあります、この兵器を知っている人からは確実にウケます。ネタ装備ゲーマーならウケればその日のゲームは幸せな気分になれます。それだけです。また日本兵のコスプレをして使うとさらに盛り上がるでしょう。
ただ、使うフィールドは慎重に選ぶべきで、ガチ勢が多いフィールドでは失笑を買う可能性が高いので注意です。フィールドの雰囲気をつかんでから持っていくようにしましょう。
あとがき
実物は全長610mm口径50mm(wiki調べ)で今回製作したランチャーが 全長640mm口径40ミリなので案外近いものが出来上がりました。値段も材料費で3000円くらいとリーズナブルに完成させることが出来ました。
実は塩ビ管ランチャーの製作自体は前から行っていたのですが、ここまで上手くまとまったのは初めてかもしません。バズーカ砲やパンツァーファウストもどきは作っていたのでそのノウハウが生きたのかもしれません。
以上八九式重擲弾筒風塩ビ管ランチャー製作でした