発売日 2020/5 メーカー グッドスマイルカンパニー 価格 6800円 税込 全高 約155mm スケール 1/1スケール 登場作品 グッドスマイルカンパニーオリジナル キャラデザ huke
”この世界に数多いる衛士” Ⅵカーボニア アダマス
”チトセリウム”はグッドスマイルカンパニーが展開する美少女プラモデルシリーズの一つである、同社では他にギルティプリンセスやゴッズオーダーを展開している。Ⅵカーボニア アダマスは第二弾に当たる。カラーバリエーションで青色のロンズデーライトが存在する。
キャラクターデザインをブラックロックシューターやシュタインズゲートで有名なhukeさんが担当されている。キャラクター名は原子番号、元素に由来しており、Ⅵカーボニア アダマスなら、原子番号6 炭素(カーボン) ダイヤモンドの語源 になっている
素体にはメガミデバイスと同じマシニーカ素体を採用しているが、腕が軸接続だったり股関節の構造が違ったりとメガミデバイスとは一部構造に差異がある。
公式サイトには世界観を示す設定が記載されているが英語のため翻訳が必要になっている。試しに翻訳してみたが、チトセリウムとはアダマスやプラチナムが存在する空想世界、別世界の事をさしている、キャラクターたちの総称はフラグメントとなっており、台座はフォルダ、台座を開けて組み立てることをデフラグとなっている。専門用語多く世界観が意外と濃い
パッケージ
外箱
パッケージはhukeさんの美麗なイラストが飾る
箱の縦横比率がコトブキヤと微妙に違う
開封一番に飛び込んでくるのは、ひび割れフェイスパーツという意味ありげな仕様
厚紙のケースに取説とデカールが入っている
インレタ(転写シート)
貼りたい場合は転写したい部分にシートを貼りボールペンで擦ると貼れます
ちなみに左上の①と書かれた小さい白い物しか使わず残りはおまけです。
取説はオールカラー
フェイスパーツ
ハンドパーツと塗装済みラッパ
台座ランナー
ラッパランナー
赤ランナー
白ランナー
黒ランナー
肌色ランナー
パーツはつや消しとつやありが混在している
材質はPSとABS、割合はABSの方が多め、また7割方アンダーゲートになっている
完成
武装無し 正面
他の美少女プラモデルシリーズとは違う方向性デザインで、ゴシック調の人形のような風体
下腕と太ももの合わせ目はデザイン上存在する線
武装無し 背面
武装あり 正面
武装は槍と盾、ラッパは背中に2本装備できる
武装あり 背面
盾と槍は腰のアームで保持している
台座
武装
盾、槍、ラッパ×3
槍には手に持つためのグリップはないが、盾にはあるためそれを後端に付ければ手持ちが可能可能
腰の位置のバックパック
アームが2本あり武装を支える
ハンドパーツ
平手、握り手、武器持ち手2種、ラッパ持ち手
関節パーツはSOFTとHARDからの選択式、そのためどちらか一方がまるまる余る
各部アップ
ひび割れフェイス
眼帯フェイス
目閉じフェイス
虚ろ目フェイス
細めフェイス
この世界に数多いる設定のためかフェイスパーツはどれも目の色が違う
本体可動域
頭部可動 傾げる可動は控えめ
上下可動
首は二重関節になっており下向きの可動は広い
腕周りの可動
肩の接続はメガミデバイスと違い軸接続になっている、また肩アーマーは外方向へ動くが干渉してしまいあまり動かせない
肘は130度くらい曲がり、手首にスイング軸が入っている
腕のロール位置は肩の球体関節の位置にある
マシニーカ素体なので肩は前方方向に回転する
上半身の傾きとひねり可動
体の反り可動
前屈可動
収納ギミックのおかげでかなり曲がる
体育座りもできる
足の開き可動
足首の左右可動も優秀
足の内向き可動
股関節を引き出せばクロスさせることが出来る
足のロール軸は股関節の位置にあり女の子の座りはうまくできない
膝は2重関節により160度くらい曲がる
足首の前後可動
つま先も少し可動する
ギミック、他
フェイスガードは開閉可能
腰のアームは腰の根本にロール軸と武装の根本がボールジョイント接続になっている
武装は収納するために変形する
本体収納状態
台座内部には支柱と本体がすっぽり入る
さらに隙間があるためフェイスパーツやハンドパーツなど余りパーツ全てを入れることが出来る
メガミデバイスとサイズ比較
メガミデバイスより少しだけ大きい
アクション シールドバッシュ
アクション テールアタック
ラッパ吹きのアダマス
まとめ
hukeさんのデザインした美少女プラモデルだけあって、他のシリーズとは全く違うベクトルのデザインのキットで、他と差別化もされており良い感じです。衛兵を模した球体関節人形ようなのデザインは好みがわかれそうですが私はこのデザインは好きです。
可動は優秀で特に下半身は良く動きます、収納ギミックのおかげで体育座りや足組みも出来ますが肩周りが動かせないのちょっと不満です。あとせっかく武器があるのに持ち手が無いとかも。
作りずらさを感じるキットで、アンダーゲートが多くゲート処理には神経をつかいました。それでも抉れてしまいパーツを合わせたときに隙間が出来てしまったりしました。関節はどこも渋く、調整が必要で私は足首の軸を割ってしまいました。
世界観設定がメガミデバイスやFAガールよりも多いため妄想が捗ったのは内緒、つまりはこれをフォルダ(台座)からデフラグ(組み立て)して契約を結べばチトセリウムの夢の最果てへの扉が開けるということか…
以上、VIカーボニア アダマスのレビューでした。