【アオシマ】合体アトランジャー(新・合体シリーズ) パチ組レビュー

★プラモデル
発売日  2021/5
メーカー 青島文化教材社
価格   9680円 税込
全高   約170mm(アトランジャー)
     約140mm(穂鷹アトリ)
スケール ノンスケール
登場作品 青島文化教材社オリジナル
デザイン 貞松龍壱

青島文化教材社が発売する新・合体シリーズのプラモデルの第1弾がこの”合体アトランジャー”、今回発売された合体アトランジャーには美少女プラモデル”穂鷹アトリ”も付属、アトランジャーのデザインも過去の物よりもマッシブな体形にアレンジされています。

私はアトランジャーというプラモデルがあったことを知らなかったのですが、歴史は古いようで、1970年代に複数のキットを組み合わせて楽しむ合体ロボプラモデルとして発売されていたようです。このコンセプトは引き継がれておりこのアトランジャーも組み替えが容易にできるような設計になっています。

デザインをされた貞松龍壱さんは電撃ホビーウェブで漫画合体アトランジャーの作画もされており、LINEマンガでは宇宙検閲官も連載されている方です。

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パッケージ

外箱

パケ絵は貞松龍壱氏のイラストが飾る

箱サイズはメガミデバイスよりも大きい

厚さはWSIMの箱より厚くバレットナイツくらいある

取説

取説内はフルカラー

シール&デカール

シールとデカールは全てアトリに使用する

フェイスパーツ、ハンドパーツ

青ランナー

薄いブラウンランナー

赤ランナー

黄色ランナー

白ランナー

肌色ランナー

黒ランナー

グレーランナー

グレーランナー

クリアブルーランナー

取説内にはパーツの素材表記は無かった

パーツの素材表記はランナーのタグの裏側にある、大まかなパーツ構成は大部分がPS製でアトランジャーの内部フレームがABS、アトリの関節部分がPOMという構成になっている

台座の類は入っていなかったため各自で用意する必要がある、アームだけなら足の内部フレームが余るので自立の補助に使えそうである

組立完成

パチ組完成

アトランジャーが約170mm、穂鷹アトリが約140mm

穂鷹アトリ

穂鷹アトリ 正面

シール無し状態だが鮮やかでカラフル

どこか南国感ある出で立ちが実にアトランティスである、自立は可能だがやや不安定

お腹の青色は公式サイトの設定画を見ると腰巻から上に伸びる装甲のようです

背面

肩の位置と腰の位置に3mmの穴があり台座や組み替えカスタムに使用できる、中間の位置に1.5mmの穴もあるがこちらは用途不明

後頭部は差し替えで3mm穴付きの髪の毛に交換できる

アトリ用付属品のハンドパーツ

ピース、武器持ち手、握り手、開き手が2種

通常顔アップ

叫び顔

ウィンク顔

可動域は同社のVFガールと同じくらい、他社製ではFAガールくらい

頭部はVFガールのような首の上下がボールジョイント接続になっている

構造上、二の腕のリングと胸の布パーツがぶつかり尚且つ接続位置が奥にあるため脇を閉める動作が苦手

胴体は胸の位置のつなぎが前後可動軸+ボールジョイント、腰の位置に前後可動がある

反り可動は良好、反面前屈は苦手

取説には腰の改造がのっており

赤い部分をカットすることで可動域を広げることが出来る

足の上げ方向可動は90度まで、足首とつま先にも可動がある

太もものロール軸により女の子の座りが可能

アトランジャー

アトランジャー 正面

トリコロールカラーと羽の意匠の装飾、マッシブな体形にスクランダーのような翼装備といかにもなスーパーロボット

昔の体系はマジンガーZのような体形でした

背面

上半身に3か所の3mm穴がある、下半身には全くないため台座を使う場合は上半身の3mm穴を使うしかない

ブロークンカッター&ミラクルディフェンダー

盾の羽の部分は外して4枚の羽パーツとして使用できる

フル装備

これぞ勇者ロボという感じ

ハンドパーツ

開き手、握り手、武器持ち手

変形、組み替え用パーツ

カスタムで使える余剰パーツ多数

足のフレームが1本余る他、3mm軸や3mm穴のシャフトパーツ、クランクパーツ、手首の関節パーツなどが余る

ジョイントパーツは大量に余るので色々使えそうである

内部フレーム

装甲取付部分は3mm穴、各関節部分も3mmで取付されており組み替えは自由自在にできる

可動域は非常に広く、肘関節が90度までしか曲がらないのが欠点くらいだろうか

アトランジャーの装飾を外してみた

これはこれでシックなスーパーロボットで良い

可動域は内部フレームの時より劣るが優秀

軸可動でアゴを引ける

胸のパーツは前に可動するので腕の邪魔にならない

座れる

製作上の注意

・POMランナー、ABSランナーなどの関節部のパーツが渋いため要調整

アトランジャーの腕を取り付けた際に割れてしまった、またアトランジャーの内部フレームの軸の受け側がところどころ白化しているのが確認できた

 

・強度確保のため接着が必要

特に背中の3mm穴があるパーツは接着が必要で、このままだと台座を使った飛行ポーズやカスタマイズの際に背中のパーツを取り付けても重さに負けてしまう

他に外れやすいのは胸の羽の意匠とスネのXのモールドがあるパーツ

 

・シールを塗装で再現する場合、POM素材に塗装する必要アリ

股の赤シールの貼り付け部分の中央、股関節はPOM素材になっている。そのため普通に塗装しても塗膜は弱くなってしまい剝がれやすくなってしまう。焼き付け塗装というものがあるようだが難易度は高いようで私自身は試したことは無いです

 

・頭のクリアパーツは奥まではめない

このクリアブルーのパーツが前髪側に傾いており、奥まで押し込んでしまうと前髪が抜けなくなってしまう。

組み替えて遊んでみる

取説にある分離形態を若干アレンジして分離させてみた

ターゲットキャリア(足)、マイティバード(胴体)、グランドタイガー(頭)、レッドクリッパー(腕+羽)という名称になっている

手足交換は簡単でゴリラのような体型にも簡単にできる

ガリアン風分離

グレンラガン風?

バラバラ、ババンバン

アトリ+ターゲットキャリア

アトリ+レッドクリッパー

この時に腕のリングが割れました…

アトリ全部乗せ

アトリのカスタマイズ性に関しては、二の腕部分は2.5mm軸が使われており差し替えは想定されておらず、二の腕のリングも回転しない。太ももは4mmなのでこの製品内での差し替えが出来るものは無いが、他社製のメガミデバイスやブロッカーズなどとは交換可能となっている。そのためアトリのカスタムはおのずと外装に追加する形に限定される。

まとめ

青島文化教材社が発売する新・合体シリーズ。つまるところ美少女プラモデルはオマケでアトランジャーの方が本命のように感じます。値段は決して安くないですが、フレームアームズ+FAガールだと考えると妥当かと思います。こちらはスーパーロボットでコトブキヤはリアルロボット路線なので住み分けもされている感じです。

可動域はVFガールの設計を引き継いでるため良好、特にお尻を突き出して体を反らせるポーズはVFガールからの進歩を感じます。アトランジャーの方は内部フレームもありこちらも良好、強いて言えば肘が90度しか曲がらないところが不満なくらいです。

アトランジャーのカスタマイズ性は良く、各関節が3mm接続なのでどうとでもカスタムでき、余剰パーツの関節パーツを使えばさらに改造の幅が広がります。しかしデザインがファンタジー寄りのスーパーロボットのためこのデザインに合うカスタムパーツがなかなかないのが困り所。

組立は軸調整が必須で白化させてしまったり割った部分があったりと苦労しました。軸調整を除けばアトランジャーの方は組み立てやすく、アトリは細かいパーツがあったりパーツポロリがあったりと少し作りづらい印象でした。

以上、アトランジャーのレビューでした

 

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