みなさんこんにちは
部屋を見たら塩ビ管がころがっていたのですが、それがCの字になっていて「あ、なんかボトルマンのホールドパーツみたい」と思ったのが事の発端でした。
オリジナルボトルマンが色々と作られているのは知っていたので自分でも作ってみるかとなりました。3Dプリンターがあれば便利なんですが無いのでホームセンターにある物で作っていこうと思います。
強化・改造しました↓
まずボトルマンとは
タカラトミーが発売するペットボトルのキャップを発射して様々な競技をするシューティングホビーです。
こちらは第1弾のコーラマル パワータイプである
そのほかにもスピードタイプのアクアスポーツ、コントロールタイプのギョクロックなどがいます。
素材で使う塩ビ管とは
ポリ塩化ビニルで出来た配管で、水道や下水などの流体を流すのに使われている配管素材です。
塩ビなので略号はPVC、なのでプラモやフィギュアを持っている人にはなじみ深い素材である
設計図はこんな感じに仮書き、あとは現物で合わせていきます
材料
材料 写真付
左から塩ビ管VU50、VU40、VP13
塩ビ管には厚肉なVP管と薄肉VU管があり、加工のしやすい薄肉管であるVU管を選択
左からVU50キャップ、VU40キャップ2個
VP13用 TSチーズ
ダイソーで買ってきたボルトセット
この中の
・木ネジ 3.5Φ×13mm 3個
・木ネジ 3.5Φ×25mm 2個
・ボルトM4×12mm 2個、M4×20mm 1個、 M4ワッシャー、3個、 M4ナット 3個
M4ネジに関しては1本は照準器用でわざと長く20mmにしているだけで12mmでもOK
ビニールテープ、両面テープ
材料早見
・VU50 70mm 1個
・VU40 85mm 1個
・VU40 20mm 2個
・VP13 70mm 1個
・VU50用 キャップ 1個
・VU40用 キャップ 2個
・VP13用 TSチーズ 1個
・両面テープ
・ビニールテープ白色
・木ネジ 3.5Φ×13mm 3個
・木ネジ 3.5Φ×25mm 2個
・ボルトM4×12mm 2個、M4×20mm 1個、 M4ワッシャー、3個、 M4ナット 3個
M4ネジに関しては1本は照準器用でわざと長く20mmにしているだけで12mmでもOK
製作
材料加工
塩ビ管を加工していきます。
加工には最低でも塩ビ管を加工できる工具が必要で、プラスチック用のこぎり、電動ドリルと4.5mmのドリル刃、プラスドライバー、プラスチック用ヤスリが必要です
卓上糸鋸や電動ノコギリでも出来そうですが、電動のノコギリだと材料を万力などでしっかりと固定しないと刃が塩ビ管に引っかかり材料や工具が弾かれるキックバックが起きるので注意が必要です
キックバックが怖い私は、高速カッターに切断用砥石を付けてザクザク切っていきました
あと参考までに公式ボトルキャップの寸法は、直径約30mm(下側では約31mm)高さ約15mmなのでこの寸法を元に加工をしていきます
左からVU50を70mmにカット、VU40を85mmにカット、VP13を70mmでカット
VU50とVU40は正面向きで逆さにおいてます
VU50 正面 取り付け向き
上から5mmの位置に4.5mmの穴をあける
VU50 側面 逆さ置き
下側は深さ17mmで直径の半分まで大きく切り欠いてます
側面には手を付けるための穴を下側(写真では上)から35mmで両側に4.5mmの穴をあけています
VU50 後方 逆さ置き
18mm×18mmで四角に切り欠き
VU40 正面
上から20mmの位置に4.5mmの穴をあける、
下側は下から15mmの位置に直径の半分まで切り込みを入れ、開口部は幅20mmで切り欠いています
VU40 側面 逆さ置き
側面に加工は無し
VU40 後方 逆さ置き
幅18mm、高さ25mmで切り欠き
VU40のホールドパーツになる部分は片側をヤスリで丸くし、もう片側にビニールテープを張るとボトルキャップ発射時の回転方向を安定させることが出来ます
VP13
写真でいう上側から10mmの位置に木ネジ3.5Φ×13mmを取り付け
VU40を20mmで2本カット
側面に4.5mmの穴を1か所ずつあけています
VU50とVU40のキャップ
VU50キャップはVU50にした寸法と同じに加工
VU40キャップは無加工
VU50キャップ正面
縁の部分は半分までカット、この時に底との段差が出来ないようにヤスリでキレイに平らにしないとボトルキャップが引っ掛かります
後方は幅18mmで切り欠き
VP13 TSチーズ
端から10mmの位置に木ネジ3.5Φ×25mmを23mm出っ張った状態で取付
組み立て
VU50の両側面に20mmでカットしたVU40を取り付ける
M4×12mmボルトを内側から出してワッシャーとナットで固定する
VP13にTSチーズを取り付け
VP13は写真のようにボルトを上向き、TSチーズはボルトを下向きにする
先ほどのVP13を取り付けたTSチーズをVU50の後方の切り欠きに通した状態でVU50キャップを底に取り付ける
VU50キャップの固定は木ネジ3.5Φ×13mmで行ったが、ネジの位置は写真の位置で大体でOK
VU50の内側にVU40を入れてM4ネジで固定
このときもネジは内側から出してワッシャーとナットで固定
VU40キャップに両面テープを貼り付け
VU40キャップを両面テープでVU50キャップの底に取り付け
お好みで目のシールを作成
私はビニールテープに黒のマジックで書きました
目を張り付けて完成
これにて作業終了
完成
塩ビ管ボトルマン【塩ビ丸】
塩ビ丸 正面
見た目はボトルマンに寄せてみました
頭のボルトの突起で狙いを付けます
後方
トリガーを最大まで引くとこれくらい
サイズ差はこれくらい
かなり大きくなってしまった
撃ち方は頭からキャップを入れ、本家同様に後方のトリガーを押し込むとキャップを撃つことが出来る
トリガーにはスプリングなどは無いにので撃ち終わるたびに引いて戻す必要があります
完成して気づいたことが一つ、トリガーが長くなってしまいホールドパーツまで指が届かず締め打ちができないこと
せっかくホールドパーツを露出させたのにこれでは意味がないです
トリガーをいっぱいに引いた状態で150mmあり、締め打ちは腕の部分を外して持ち方を変えればできなくはないです
こんな感じにすれば締め打ちは可能です
試し打ち
撃ってみてわかったことは↓
性能 パワー :弱い 締め打ちができない スピード :遅い 頭から落とすのでラグがある コントロール:悪い トリガーが左右にぶれる
動画は4回目にして3本すべてを倒しことに成功したものです
パワーが弱くペットボトルの端に当たると受け流されたり、頭から入れたキャップが逆さになったり縦になったりと最初はうまくいきませんでした。
頭に付けたボルトも使いづらく、トリガーが本体内部で左右にぶれるためコントロールも悪い感じでした。
最後に
まずは完成出来て良かったです。
材料費も2000円以内でおさまりリーズナブルにできました。
しかしながら大型化したために締め打ちに難があったり、投入したキャップが逆さになったりと課題も色々ありました。照準器のために長くした頭のボルトもイマイチ使いづらいという結果でした。トリガーにスプリングを仕込めなかったのも心残りです。
また何かアイデアが浮かんだら製作しようと思います。いっそギミック系の方がいいのかな?
以上