みなさんこんにちは
電動ガンに使われるオプションパーツでSBD(ショットキーバリアダイオード)をご存知でしょうか?
リポバッテリーを使用している方はすでにご存知だと思いますがトリガーの接点保護に使われるパーツで、トリガー部分の接点のスパークを抑える効果があり接点焼けの防止に役立つと言われております。取り付け難易度は易しく、モーターの電極にドライバーを使って取り付けるだけと簡単。
他にもFETや電子トリガーなどもあり、こちらは半導体を使うことで物理的な接点を無くし接点焼けを無くしたパーツになります。取り付け難易度はこちらの方が高く半田付けや本体加工などが必要になります。
スパークする原因としてはモーターによる逆起電力が云々かんぬんとかなんとかとあまり詳しくないのでそこはご自身でお調べください。
今回SBDの効果を目で見て確かめたくて検証してみました、しかしながら思ったほどスパークしてくれず結果は地味ですので予めご了承ください。
検証
回路を製作
使用部品
・SBD(BATON製)
・モーター(東京マルイ EG3000)
・バッテリー(8.4vニッケル水素、7.2vリポ)
・スイッチ
・電線
・電動ガン用コネクター
・万力(100均)
・分岐コネクター
回路
上の回路を製作
スイッチはカバーを切り内部が見えるようにし、モーターは100均で売っていた万力を使用し固定している
接点の接触部分がこれで観察することが出来る
結果
OFF状態の写真
7.2V 1500mAhのリポバッテリーを使用した場合のスパークの様子
ON-OFFしていてもスパークしない場合もあり写真の火花が一番大きなスパークでした、スパークの光により内部が少し青くなっているのがわかる
比較として撮った8.4Vニッケル水素2200mAhを使用したスパークの様子
リポバッテリーに比べて明るさは落ちている
SBDを装着した場合、写真のスパークが一番大きな火花でした
火花が小さくなっているのがわかるがスパークをゼロに出来るわけではないようです、しかしON-OFFを繰り返した感じはスパーク頻度は減っており接点焼けに対して効果はあるように思えました。
スイッチの接点の接触面の様子
左が接点が接触していた面、右が裏側の接触していない面
こうしてみると接点部分が黒くなっているのがわかる、半日くらいの検証だったがそれでも黒くなる模様
この黒くなる現象”炭化”が進むと電気が通らなくなり、モーターが回らなくなってしまう
動画
余談、SBDによってモーターの回転が変わるのか見てみた
モーターの先端にインシュロックを付けて観察してみた
モーター本体が暴れるようになったのでさらにインシュロックで固定しています
SBDでスパークを抑制する仕組みが、モーターから発生する逆起電力をSBDを通してモーターへ返して消費してしまおうというものなので、そうなればモーターの回転への影響があるのではないか?と思い知らべてみました
動画
結果
目で見てわかるような変化はなかったです、個人的にはブレーキ効果がありレスポンス向上に貢献してくれればと思ったのですがそんなことは無いようです。
以上、SBDの効果を検証してみるでした