テンセグリティ構造を美少女プラモに応用できないか考えてみた

その他

みなさんこんにちは

テンセグリティ構造というのはご存知でしょうか?

テンセグリティ構造とは↓

テンセグリティ(tensegrity)とは、バックミンスター・フラーによって提唱された概念であり、tension(張力)と integrity(統合)とを合成した造語

テンセグリティは、工学においては直線部材のピン接合からなる構造システムのうち、圧縮材が互いに接続されていず、張力材とのバランスによって成立しているような構造システムである。張力材は互いに接続されていてもよい。3次元構造の場合、圧縮材の両端には少なくとも3本以上の張力材が接続されていなければならない。

wikipediaより

原理や構造については文章ではわかりづらいので以下の再現してみたで解説します。

模型に応用している製作者はすでにおり、私がネットで初めてみたのは飛行船の模型で鉄塔と係留する鎖を組み合わせて作った物でした。他にも戦闘機と組み合わせている方もいました。

 

台座スタンドとしても製品化もされており、上が普通のスタンドになっているというもの

しかしこれって…テンセグリティ構造の良さを上手く活かせてないというか、これではただ不安定なスタンドになってないだろうかとふと思案…

 

ということでこの不思議な見た目の構造体をどうにか美少女プラモに応用できないか少し考えてみました。

 

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フライングベース2個で再現してみた

まずは構造を理解するためにコトブキヤのフライングベース2個とテグス、マスキングテープを使い再現してみることにしました

それがこちら↓

上の黒いフライングベースが浮いているように見えます

少し上から撮影

メガミデバイス1体を乗せることが出来た

 

テグスは100均の釣り糸で0.8号(約0.15mm)を使用

 

構造説明↓

スタンドの先端同士をつないだ上の重量を支える赤線のテグスと上部のスタンドのバランスを取るための青線のテグスで構成されています。

青線の位置はバランスが取れるのであればある程度どの位置でも良く、最低で2本、安定するのが3本となっています。荷重は赤線のテグスと台座の支柱にかかっており青線にはほぼかかっていません。

このスタンドの製作の場合は最初に支柱の先端同士をつないでバランスを見て、写真でいう左に傾いたので右端に1本つないでで左右のバランスを取り、そのあと写真で言う奥と手前のバランスを取るためにテグスを取りつけました。

再現した物はあくまで一例で構造原理に合うならばどんな形でもよく、調べたらウルトラマンに登場する四次元怪獣ブルトンみたいな見た目の物もありました。

 

テンセグリティ構造を模型に応用するメリットとしては

・支柱よりも上に物体を持っていけること

・浮いているような見た目

・ゆらゆらと揺れる浮遊感

だと思います。

 

↓ゆらゆら動く動画

バランスが取れているため指で触ると上の台座がゆらゆらと動きます

Twitterに投稿したところ反応がありキャラクターが乗る乗り物に応用するのが良さそうとのことなのであり合わせで作ってみることにしました。

 

 

上の台座を乗り物にしてみる

上の項でキャラクターが乗る乗り物に応用するのが良さそうとのことなのであり合わせで作ってみることにしました。

コトブキヤのMSGのグラインドサークルを使い円盤状の乗り物を製作

メガミデバイスWISMも乗せています

支柱と接続するためのサムライマスターソードも下に追加

これを上の台座の支柱代わりにして浮かせてみることにします

 

できたのがこちら↓

ノコギリ円盤に乗るWISMスカウトである

 

動画↓

完成はしたものの実は強度がかなりギリギリです。

重心が左に寄りすぎておりテグスで引き戻している状態なのですが、その荷重が支柱とサムライマスターソードにかかっています。そのためマスキングテープで補強もしています。

動画撮影後ほどなくして自壊しまします。

 

これでわかったことは上に乗せるプラモデルの支柱にも強度が要求されこと、折れたのもサムライマスターソードの可動位置からでした。上のプラモデルが重いほど支柱にかかる負荷は増えるので軽い方が良さそうです。

 

ということで次はメガミデバイス単体に使用してみることにします。

 

メガミデバイス単体で試してみる

 メガミデバイスWISMを使い単体でテンセグリティ構造を使えないか試してみました

それがこちら↓

浮遊感を目指して作ってみました

 

動画↓

Twitterにも書いていますがテグスが見えてしまうと何だかバインドを受けているような見た目になってしまいなんだか浮遊感はありません。

メガミデバイス単体を使う問題もあり、可動モデルだと調整中に関節が動いてしまいバランスの取り直しをしなければならないということが多々あり、関節がギチギチでないとバランスの調整がしづらいです。

 

テグスを糸に変えバインドっぽく朱羅に使用してみた↓

表情パーツのおかげもあってか良い塩梅のバインド感

横から撮影

左足から下へ伸びているのはダミーの糸です

下に魔法陣を敷けば完璧かもしれません、触るとユラユラします

 

動画↓

 

 

フライングベースを複数使い、浮遊LIVEステージっぽく

フライングベース3個を浮かせてみた

バランス取りはテグスで後ろ2ヵ所から支えています

テグスを太くすればキャラクターを乗せることも可能なのですが、今回使った0.8号では1体乗せるのが限界のようでした。

 

私が思いつく限りは以上です。

これを見て面白そう、楽しそうと思われた方がいらしたら挑戦してみてはいかがでしょうか、一番最初に書いたフライングベース2個で作った物も1時間くらいできましたので意外と簡単にできます。

以上、テンセグリティ構造を美少女プラモに応用できないか考えてみた でした

 

 

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