発売日 2022 メーカー SUYATA 価格 7500~10000円 税込 全高 約150mm(素体)/約300mm(武装時) スケール 1/12スケール 登場作品 SUYATAオリジナル
中国のプラモデルメーカーSUYATAより狩人詩篇の第3弾 アルテミス・ファフニールが発売されています。
素体が装備する大型の武装ユニットが特徴のキットで、日本のキットではここまで大きい武装ユニットは今の所ないでしょうか。
パッケージ

外箱は大箱でメガミデバイスの大箱と同じくらいの大きさ

左:初回特典の休眠ポッド取説
右:取説

取説内は中国語と英語がメイン
注意書き部分には日本語がありました

デカール
以下、ランナー















ハンドパーツランナー

ポリパーツ
素材表記は通販サイトではABSとPVCとなっている
台座は専用台座が付属
初回特典ランナー





製作してみて気になったところ

・パーツに対する数字タグが同じパーツの場合まとめて1つになっており分かりづらい
・アンダーゲートが多いためゲート処理の際にえぐらないように注意が必要
・Lランナーが黒と肌色の2種あるが、取説にはどちらを使うか指示がなく、ただL〇番としか書かれていない
・取説のランナー欄に使用しないパーツの記載がないがパーツは余るため混乱する
・軸調整は必要で、特に手首パーツはPOM製ではなくABS製のためねじ切れる可能性があります。私は1個ねじ切ってしまいました…
・実はコンパチキットで武装状態と飛行ユニット状態では組み替えに一部分解が必要になっている↓

武装状態⇔飛行ユニット状態では太もも部分のパーツの交換が必要になり、スネのパーツとふくらはぎのパーツを外し膝下のユニットを割らなければならない
完成
素体

素体 正面
片目隠れのお姉さん
ボデイのデザインは露出多めに見えるがグレーの色のせいか色気はあまり感じられないです
猫耳は白と黒の選択式

側面

背面
腰の位置に3mm穴があり台座を使用するのに使う、選択式で穴無しの背中にもできる

お顔アップ1

お顔アップ2

お顔アップ3

ハンドパーツ
平手2種、武器持ち手2種、ピース、握り手

素体用の台座
台座にはオリオン座が描かれている

メガミデバイスとサイズ比較
アルテミスの方が若干大きい作りになっている
ファフニール(武装ユニット)

正面側
これだけで大きく前後に300mm、横幅は羽を畳んだ状態で200mmある

正面 下側

後方

後方 下側

翼を広げビット射出エフェクトも使用可能

余りパーツ
飛行ユニット状態では腕やサイドブースターなどが余る
アルテミス・ファフニール(武装状態)

武装状態 正面
素体が飛行ユニットを背負い、さらに手足が大型の武装に換装されている
全高300mmの大型武装である

側面

後方

側面アップ

後方アップ

ウイングを展開すると幅は約320mmまで広がる

正面にはクリアパーツでシールドを張ることも可能

付属の武器は膝に収納している2本のブレードのみ

付属のバーニアエフェクト

ビット射出エフェクト

機首用ビームエフェクト、ハンドパーツ用ビームエフェクト

可動指の大型ハンドパーツ、小型平手、小型武器持ち手

大型ハンドパーツにはビームエフェクトを付けることが出来る


機首のバレルは角度調整と開放が可能で、エネルギーエフェクトを入れることも可能

ビット射出エフェクトを使い正面方向にビットを出すことが出来る

ブレードを装備

背中の大型ユニットを装備させないことも可能


飛行ユニットを支える2本のアームは前後に動く

アームが動くおかげで水平ディスプレイも可能
余剰パーツ↓


足や腕のパーツは余るが肘や膝のパーツは余らないので完成させることは出来ない
休眠ポッド

休眠ポッド 正面
前後がクリアパーツになっており、1枚は透明とクリアパープルとで選択式になっている。写真は正面の1枚がクリアパーツになっている

休眠ポッドのサイズは大きく、約220mmの高さがあり、内部は約180mmまでのフィギュアやプラモデルが入る
可動・ポージング

素体の可動域は
肩はボールジョイント接続になっており肘は160度くらい曲がる
二の腕にはロール軸があり手首にはスイング軸がある

頭部はボールジョイント接続で首に左右の可動軸と首の根本に前後可動がある

胸下は前後左右可動+ボールジョイント接続になっており、写真ではわかりづらいが腰の位置でも回転が出来る

前屈

体の反り

足は90度ちょいまで上がり、膝は160度くらい曲がる
足首は前後左右に可動し、つま先も可動する

足の開き

女の子座り
武装状態

武装状態では飛行ユニットが無い方が可動域は広い

武装腕の可動は装備が干渉するものの二の腕はロールし、肘は100度曲がる

大型の手首にはスイング軸もあり、指も可動する

武装脚は太腿でロールし膝は100度曲がるが、膝のブレードの柄が邪魔をし可動の妨げになっている

足首は90度曲がり、ボールジョイント接続になっている

サイドブースターは垂直状態から60度くらいまで展開可能
以下、ポージング

軽装でブレード装備

二刀流

ハンドビーム

ビット射出
まとめ
製作期間は1週間くらい、アンダーゲート多めのパーツ構成で少しげんなりしました。中国製ですがニオイは気になりませんでした。
可動面では素体の可動域は腰(股関節上)が回転したりと広めなのですが、フル装備時では狭めで直立のディスプレイで半固定状態になり、手足に表情をつけらるくらいになってしまいます。また、武装足の膝に付いてるブレードの柄が意外と邪魔で足の可動の妨げになったりします。
造形は大物のユニットですがモールドはそれに見合うデザインになっておりのっぺりした印象はないです。ドデカいブースタユニットに女の子がオマケのように付いてるという、ガンダムでいう試作3号機デンドロビウムやナラティブA装備みたいな感じで武装の方のインパクトが強いです。
きっとこの装備の運用方法は拠点防衛か拠点強襲だろうな、と妄想しつつ作っておりました。
以上、アルテミス・ファフニール パチ組レビューでした。