真夏へ向けスポットクーラーを購入、性能と置き場所を検証

★その他

みなさんこんにちは”らふちー”です。

こちらホビー探求室ではこのたび快適なホビーライフを満喫するためにスポットクーラーを購入しました。

なぜエアコンではなくスポットクーラーかと言うと、プラモ、フィギュア、漫画が多く、箱が天井まで積み重なっていたため、設置場所が無かったという話です。あと工事業者に部屋を見られるのが嫌だったというのもあります。

スポットクーラーも各メーカーから色々出ており、私はナカトミのMAC-20を購入しました。なぜこれかと言うと冷房能力が2.0kWとエアコンに近い数値で値段も手ごろな価格、サイズもそこまで大きくなく、付属品もダクトと窓用パネルがあり購入してすぐ設置が出来るのでこれにしました。。ついでに温度設定もできる。

  

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スペック

メーカー ナカトミ 
型式  MAC-20
寸法 37×34.5×70.5(幅、奥行、高さ)
重量 22キロ
電源コード 1.8m
付属品 リモコン、排熱ダクト(0.3m~1.2m)、窓用パネル、ドレンホース
移動用キャスター付
電源 100V 50/60Hz
電流 8.4A/8.0A
消費電力 750W/770W
冷房能力 2.0kW/2.3kW
除湿能力 23/26L/日
温度設定 16~32℃
騒音地  55/57dB
風量 2段階
運転モード 冷風 除湿 送風

価格はオープンとのことだが私は3万円後半で購入

価格はアイリスオーヤマのエアコンIHF-2204Gと同じくらい、しかしこちらは工事費がかかる分高く思えるが、暖房機能もあるため1年中使え、天井付近に設置するため邪魔にもならないし多機能、後述の方での試行錯誤の必要もないため結果的にはスポットクーラーの方がコスパは悪いようだ

 

 

付属品を見てみると

窓用パネルとΦ13のダクトが付属するため購入してすぐ設置することが出来る

ドレンホースは付いているがバケツなどの水を受ける物が無いので別途用意する必要があります

実際に使用してみて

設置が二階だったため22キロという重量は重い、キャスターが付いているため横の移動は非常に楽ちんである。

窓用パネルの取り付けには+ドライバーが必要で、30分くらいでダクトの取り付けまで完了する。

ダクトを付けると本体の奥行きが60cmまで伸びる

 

まずどのくらい冷たい風が出るのか設定温度20℃にして計ってみた

吹き出し口温度はなんと19℃!これはイイぞ!

そして気になる排気の温度

引き出し口温度はまさかの40℃越え…これは熱い

風量は強でも扇風機の中くらい

排気の風量の方が強く、サーキュレーター並

吸気は背部から行っているようだ

 

気になった点

・作動音がエアコンの室外機くらいの音で、これをつけて寝るには少しうるさい

・この機種は冷風時ノンドレン構造のため排水が不要ということになっているのだが、ドレンホースを外して栓を閉めておかないと水がホースの方へ流れてきてしまい部屋が水浸しになってしまう危険があるということ。排水量も意外と多く半日で3Lくらい出る場合もあります。除湿と冷風を切り替えるたびにホースの取り外しは面倒なので私は常時ポリタンクを置いています

・窓用パネルは1020mmから1415mmの間で取り付け可能で、それ以下の窓でも樹脂製のパネルなので切断加工と穴あけ加工をすれば300mmまでなら取り付けできそうです。しかし取り付けてみると隙間が空いているのでこれでは外の暑い空気が入ってきてしまう。さらに雨の日は雨が入ってくる可能性もあります

長さ調整部分に段差ができてしまう

レールアタッチメントがパネルより長いので隙間が出来てしまう

 

・冷風使用時は排気のため窓を半開きしないといけないので窓にカギがかけられないこと。このため夜の睡眠中などの1階での使用は防犯面で少々不安

・そして一番の問題が、窓際に設置して1日使用した感じではスポットクーラー周辺は涼しいが、部屋の対角側の入り口側はあまり冷えなかったということ。あとホースが熱くなり熱源となっていること。

 

追記 除湿機能

ちなみにスポットクーラーには除湿機能が付いている機種がほとんどで、このナカトミのMAC-20にもついています。

取り扱い説明書によるとこのモードでは温度設定は不可とのこと、また効率的な使用には排気はせずに密閉した部屋で使用するよう記載されています。

除湿モード時はドレン水を受けるためのタンクやバケツを自分で用意する必要があるので注意が必要です。

実際にいつも洗濯物を干す10畳の部屋で使用してみて湿度の変化を見てみました

使用開始時の室温は29度、湿度は72%、天気は雨模様でした

扇風機を回して部屋の空気を循環させています

吹き出し口温度は20℃から21℃くらい

排気温度は50℃、かなり熱いです

2時間後、温度は32℃まで上昇、湿度は55%まで下がりました

洗濯物乾燥なら役立ちそうですが、普段過ごしている部屋の湿度を下げて快適な湿度に調整することには向かないようです。

洗濯物の乾燥も後方から出る熱風を直接浴びせた方が早く乾燥するような気がしましたが、衣類が痛むとのことだったので家族に止められました。

効率的な置き場所を検討

せっかく買ったので部屋全体を冷やせる方法を考えることにしました。

最初は例にならって部屋の窓際に設置していたのですが部屋全体が冷えなかったので、されにサーキュレーターを使って部屋の空気を循環させてみましたがあまり効果が上がらなかったです。

ネットで色々調べてみると

排気と気圧が関係していることが分かった。

図にしてみるとこんな感じ、手書きで失礼

どうやら室内の空気を排気した分だけ外気が室内へ流れ込んでいるようだ

これは室内の空気量が排気により減り、負圧となり外の方が気圧が高くなり室内に向かって空気が流れてくるというもの。ドアの隙間から流れてくる場合と前述のように窓用パネルに隙間があるのでそこから流れてくる場合がある。完全な密閉空間がが作れれば良いのだが窓用パネルに隙間がどうしても出来てしまうので難しくなっている。

外の空気が流れてくれば必然的に室内の温度が上がってしまうわけである。

さらに排気ダクトも使用中は熱を持つため部屋の温度上げる原因になっている

 

ということで色々考えた結果

入口に置くのが効率がいいと考えてみた

図にするとこんな感じ

吸気を廊下から行い冷気だけを室内に入れるというもの、これならば室内側が正圧となり室外へ向けて空気が流れていくことになる。これなら外の空気が流れてくることは無いので温度上昇を抑えられると思われる

排気ダクトも室外にあるので熱源にはならない

 

実際に設置

入口に置いたためドアが閉まらないので冷気が逃げないように、ビニールシートをカーテンのように設置、ビニールカーテンは100均のテーブルクロスを使用し突っ張り棒、カーテンレールクリップとすべて100均で揃えました。

さらにダクトが邪魔にならないように延長して設置、こちらはホームセンターでΦ13のダクトを買ってきて延長しました。

 

そして検証実験、部屋の広さは6畳

左がカーテンを閉め窓も閉め切った状態の室温 28℃ほどある、温度計の設置位置はスポットクーラーを置いた入口の対角側

右が窓を開けている廊下の温度 27℃ある

上記の入り口に置いてスポットクーラーを20℃に設定して作動

30分稼働で2℃下がりました。廊下は27℃

この後も室温は下がったのですが、ふと思ったのがこの検証 真夏に行わないと意味ないのでは? そもそも暑さ対策の物なのに30℃以下の使用はしないのでは?

ということで一旦中止 30℃越えの猛暑日に再度検証し直します

追記:30℃越えの日で検証

今回はサーキュレーターをスポットクーラーと対角の位置に置いて使用

ホームセンターで買ってきたものです

窓を閉めた室内温度は32℃、窓を開けた廊下の温度は33℃

設定温度を最低値の16℃に設定しスタート

1時間後、室内温度は31℃、廊下が34℃

2時間経過、室内温度30度、廊下の温度35度

ん~…、あまり温度が下がらないですね…

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別の日、サーキュレーターの位置を変えて検証

スポットクーラーの前に配置

開始時点で室内温度33℃、廊下の温度34℃

1時間経過、室内温度31度、廊下の温度36度

2時間経過、室内温度31℃、廊下の温度37℃

3時間経過、室内温度30℃、廊下の温度35℃

 

結論としては真夏ではクーラーのない部屋よりは涼しくすることが出来るが快適な温度である27℃くらいまで下げることは出来ないようです。

問題点

・入り口に設置するため扉が閉まらなくなること、出入りスペースが狭くなること

・排気するための窓が廊下や室外のスペースに無い場合があること

・ワンルームだとそもそも不可能なこと

まとめ

スポットクーラーは物自体は良い物なのですが、その使い方、使用条件はよく考えてから購入した方が良さそうです、自宅に置くなら素直にエアコンを選んだ方が良さそうで、スポットクーラーを置くのはエアコンが設置できないようなガレージや屋根裏部屋、現場事務所などで使うのが良さそうです。

効率のいい方法として入口に置くという方法を提案しましたが、入口に置くということもあり、あまり現実的では無いので参考程度と思ってください。

 

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