みなさんこんにちは”らふちー”です。
自分が作ったプラモデルをキレイに撮影したい、そう思うことはないでしょうか、画質の鮮明さなら自分が持っているスマートフォンを使用すればデジカメと同じ性能なので問題ないのですが、そこから一歩先を行こうとすると何かしらの策を講じなければなりません。
ということで使用する照明による見え方を撮影比較していこうかと思います。
画像は室内照明だけで撮ったメイドロイド ミャオ です。
PLAMAX ギルティプリンセス メイドロイド・ミャオ パチ組レビュー
撮影条件はXperia SO-01Mを使用しオートモードで撮影、背景紙は100均で買ったグレーの画用紙を段ボールに貼って使用しています。撮影場所は作業机の上です。
なぜこの条件かと言うとプラモ完成→撮影→SNS投稿をスムーズにしたいという面倒が嫌いな私の企みもあります。
使用する照明、照明数、照明位置などを変えて比較していこうと思います。
撮影比較
デスクライト上方1灯で撮影
上方向からの光だけだと影が強くできてしまい、これなら室内照明だけで撮影した方が良いです。
撮影風景
デスクライトは普段使いのものでZ-LIGHT Z-N1100を使っています。
光量調整と色調変更ができるので模型製作時は電球色、撮影時は白色と切り替えて使用できるので便利です。
デスクライト上方1灯+左右各1灯
いつも私が撮影している環境
影はある程度消えているが前髪の下やスカート下には影が落ちている。
左右のライトはホームセンターで買った白色LEDのデスクライトで3段階の光量調整機能付きで、ライト部分も光を拡散させるようになっており、アーム部分もフレキシブルに動かせるので重宝しています。
デスクライト上方1灯+100均LEDライト左右各1灯
ネットなどでも紹介されている方法である100均のLEDライトを側面に使用してみました
光量不足かと思いきや意外と影を飛ばしてくれている。
撮影風景
ただしLEDライトは高さ調整が出来ないため1/10~1/12サイズのガールプラモデルやHGガンプラあたりでの使用に限定されそうで、MGガンプラやMODEROIDOでの使用は高さが足りず無理です。
デスクライト上方1灯左右各1灯+100均手作り撮影ブース
写真全体が明るくなった印象、背景シートの影も無くなりキレイな仕上がりになっています。
撮影ブースはネットなどで紹介されているダイソーで購入した組み立てBOXを使用
撮影風景
これを見て思うのが作業スペースを広くとる必要があること、私の作業机が狭いだけなのかもしれないが別途撮影スペースを作っておいた方が良さそうです。
BOXの奥行きは40cmです、私の場合ははみ出してしまっています。
100均LEDライト上方1灯左右各1灯+100均手作り撮影ブース
こちらも良さげだが若干暗い感じがします。
というのもLEDの位置がBOX無しの時より遠くなってしまい、十分な光をモデルに当てられなくなっているためです。
デスクライト上方1灯左右各1灯+100均手作りBOX+手前100均LEDライト
前髪の影やスカート下の影が少し柔らかくなったように感じます。
撮影風景
100均のライトはモデルの手前のカメラの下に置いています。
これにより影になる部分の影を柔らかくしています。
リングライト正面1灯
今までリングライトを使用したことがなかったがこれ1個でも満足できるレベル
背景にも影があまりできないようです。
なんで今まで使わなかったのか自分を疑ってしまいます。
リングライトは光量調整機能付き+調色可能なものを購入、写真は光量を3段階くらい落として撮影しています。またUSB給電だったのでバッテリーを持っていけば屋外でも使えます
問題は三脚、私が買ったものはミニ三脚が付いたものだったのですが、モデルより位置が高くなり使いづらくカメラ用の三脚を別途買って使うことになりました。
リングライトの位置が少し高く、上から見下ろす形になっています。また作業机の狭さも災いしライトがモデルの近くにしか配置できなくなっています
カメラ用の三脚を使用
こちらの方が圧倒的使い易いです。
リングライト正面1灯+手作り撮影BOX
いい感じの写り映え
リングライト1個あれば何でもできそうな気になってきます、いっその事デスクライトをリングライトにして模型製作と撮影の兼用にすれば、模型完成⇒すぐ撮影が出来て便利そうです
レフ板を作ってみる
写真撮影においてしばしばレフ板という物がでてきます。
私は使用したことが無いのですがせっかくなので作ってみることにしました。
使用したのがダイソーで購入したキッチン汚れ防止シートと下敷き
作り方は簡単、キッチン汚れ防止シートを下敷きに貼るだけ。シート自体にのりが付いているので簡単に張ることが出来ます。シートは鏡面のようになっており光をよく反射してくれています。
写真はデスクライト上方1灯のみ
レフ版を正面下に配置、少しだけ影が柔らかくなったように感じる
撮影風景
レフ板に関してはLEDライトで代用できそうなので私は無くても問題ないように感じました。
コスト面の話
やはり避けては通れなのがコスト面なのですが
色々試して室内照明だけでもなんとかなりました。
最初に提示した撮影条件と変わってしまいますが、まずモデルをできるだけ部屋の高い位置で光がしっかり当たる位置に配置する、オートモードをやめEV値を手動操作にし明るめに調整する、最後は自分の影が映り込まないように撮影する。
↓
室内照明だけでの撮影だがかなりきれいに撮れたのではないでしょうか、天井の照明との高低差は60cmくらいで距離は1.5mくらいです。
つまり追加で照明は無くてもそれなりにキレイに撮れるということ、コスト0円である
*デスクライトを使った撮影で安くそれなりにキレイに撮る場合
LEDデスクライト3000円
100均LEDライト2個 220円+電池220円
背景紙 110円
計3550円
コスト的にはそこそこでしょうか、HGガンプラ2個ほどである
しかし写真写りは少し悪く感じます。
*リングライト+手作りBOXの場合のコスト
リングライト+三脚 3000円
100均BOXパネル3枚 330円+接続パーツ2個 220円
背景紙 110円
計 3660円
先ほどとコスト面では変わりないがこちらの方がキレイに撮れています。
また、100均などでも500円くらいでカメラ用の三脚が売っていたりするのでもう少し安くできるかなと思います。
*デスクライト上方1灯左右各1灯+100均手作りBOX+手前100均ライトの場合
上デスクライト 10,000円
↑私の場合はZ-LIGHTを使ったためこの値段ですがもっと安い物もあるのでコストを抑えられると思います
左右デスクライト2個 6000円
100均LEDライト 110円+電池110円
100均BOXパネル3枚 330円+接続パーツ2個 220円
背景紙 110円
計16880円
これはちょっと高いかと思います、私の場合は少しずつ揃えていったので気にならなかったのですが一度に揃えるとなると高い気がします。
コスト抑えて撮影場所を工夫してみる
最初の撮影条件と変ってしまいますが、色々試していて思いついたものを1つ
上のコスト面での話で出した部屋の高い位置で撮影するというものに+aしてみようと思います
手作りレフ板で使用した100均のキッチン汚れ防止シートを全面に貼ったカラーBOXです
2段のカラーBOXの中板を組み込まず横に倒して使用しています。
これを棚の上に設置しています。元々はフィギュアの飾り用で作ったものですが撮影で使ってみます。
なかなかいい感じに撮れました
EV値は明るめに調整しましたが、カメラの設定を操作したのはそこだけです
まとめ
いかがだったでしょうか。
プラモデルのキレイに撮影するにはどうすればいいか?、という思い付きからこの比較をしてみたのですが、室内照明だけでキレイに撮れるとわかり若干の拍子抜けをくらいました。まずは部屋の高い位置にモデルを置いてみて撮影してみてそれで満足いかなければ順次照明を足していくのがいいようです。
今回の比較で良く撮れていたのは撮影ブースを使用し、デスクライトを使用したものとリングライトを使用したものだと思います。
照明を使えばさらに良くなるのも事実なので突き詰めていけばさらに良い写真が撮れるでしょう。
私の場合は照明よりプラモデルの方に優先的に予算を回してしまいますが…
以上、照明による撮影比較テストでした