【コトブキヤ】1/35 なっちん パチ組レビュー

★プラモデル
発売日 2021/10
メーカー コトブキヤ
価格 4000円 税別
全高 約100mm
スケール 1/35スケール
登場作品 moi氏オリジナル「陸上自衛隊07式戦車 なっちん」
デザイナー moi

キットの正式名称は”陸上自衛隊07式-Ⅲ型戦車 なっちん”

”なっちん”はコトブキヤから発売されているクリエイターとのコラボレーションキットで、デザイナーはSNSを中心に活動するmoi氏。moi氏のTwitterには色々なバリエーションのなっちんが投稿されており今後の商品展開が気になるところです。

キット化自体は先にされておりエムアイモデルが展開するチョイプラシリーズにラインナップされており、サイズは45mmとコトブキヤ製の半分のサイズになります。バリエーションは多くサンドイエローやレールガン装備、7式V換装キットなど色々発売されています。

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パッケージ

かっこいいボックスアートはガンプラ箱絵やポケカなどのイラストを描かれているヤマモトヒロユキ氏

箱サイズはメガミデバイスサイズ

取説 中には設定資料や世界観設定も載っています

デカール

リード線と塗装済みコンタクトディスプレイ(眼)

MSGのマルチキャリバー

グリーンランナー

緑色と茶+緑のようなランナーの2種類がある

ブラウンランナー

ブラックランナー

可動部分に相当するパーツにはABSパーツが使われているので塗装の際は注意を

完成

完成

合わせ目位置だが、だいたいはパーツの分割位置が多く、段落ち処理もされているのであまり気にならない。処理が必要な場所はひざから下の猫足の部分と可動する方の指部分くらいである

背面

リード線を使用した尻尾により自立可能

正面あおり

コンタクトディスプレイ部分は窪んでおり普通に写真を撮ると影がかかり見えない

スタンド

直立だと短いため使いづらく、尻尾で自立できるため無くても問題は感じない。またアクションをとらせるにも短く使いづらい

武器はMSGのマルチキャリバーがそのまま入っている

オプションとして3mmジョイントとグリップが付属

コンタクトディスプレイの予備が3個付属するので好きなデカールを貼って表情を変更できる

余剰パーツ

3mm穴の蓋が大量に余るのと足首の関節が2組余る

武器持ち用ハンドパーツ

通常のハンドパーツでは武器を持てないためこちらに交換する必要がある

武器持ち手は通常のFAハンドパーツよりも縦に長く指も太いためグリップが短く写真のようにフィンガーガードが付いているタイプだと持つことが出来ない、その場合は付属のグリップパーツを使用するかMSGのグリップを改造するしかない

各部仕様

コックピット開閉ギミックを搭載

内部モールドはあるが腰の関節が見えてしまっている

股関部分に3mmの穴がありスタンドに使用できる

足裏には肉球のモールドがありカワイイ

全身に18ヵ所の3mm穴が隠れている、写真はごく一部である

蓋と穴には溝が彫られており取り付け方向と取り付け穴がわかるようになっている

取り外しには先端が1mm幅くらいの細いマイナスドライバーが必要になるため手元にマイナスドライバーが無い方は注意を

3mm穴側の写真

溝のパターンは穴ごとに違うため取り付け間違い防止になっており、親切設計に驚いた

肩の装甲はボールジョイント可動だが外すと3mm凸が出てくる

更に肩のジョイントが付いてるパーツを外すことも出来る

肩の根本は3mm穴、中間の球体部分は3mm凸になっている

肩の根本は奥まっておりカスタムには使いづらく肩の凸は短いためこちらも使いづらい

二の腕の3mm軸、この位置の物は使い易い

上半身と下半身の接続部は5mmなのでヘキサギア系と相性がいい

足の付け根の3mm穴

ひざ下に3mm軸

しっぽの根本が約3.3mmのため既存のMSGなどが使えない

しかし武装神姫のパーツは使えるという

尻尾先端の3mm穴

各部可動

可動指

根本がボールジョイントになっているため閉じることが出来るが、根本しか可動しないため物を持つには不向き

胴体の可動

引き出し関節搭載のおかげで干渉を回避し、回転と前後傾き可動が出来る

肩は前方向への引き出し関節が入っている

腕の可動は肩部分で回転と上下の傾き、二の腕ロールに肘は90度まで曲がる

股関節の開き可動

腰のアーマーがあると写真くらいの前後可動だが、腰のアーマーは外れるので足は1周回せる

膝は90度曲がり、足首も前後左右動く

一応膝立ち可能

色々遊んでみる

なっちんパンチ

付属のマルチキャリバーでポージング

マルチキャリバー1個で2丁分組めるので両手持ちできるのは有難い

近接特化

付属のスタンドではアクションを決められないのでフライングベースを使用

グレネード構え撃ちなっちん、アセンはライフルとレザブレ、グレネードとミサイルと連動ミサイルをイメージ

空中斬り

タンク足なっちん

フロート足なっちん

V系ACなっちん

逆足武器腕なっちん

飛行ユニット装備

手足を交換すれば等身バランスを簡単変更

1/35というスケールについて

コトブキヤから発売されている他のシリーズではFAガールやメガミデバイスが1/12、ヘキサギアが1/24なのでなっちんの1/35スケールに合うものはいまのところ無い

ヘキサギアの兵士を乗せると写真のように中まで入らないが、これはこれで何かのビーグルに見える

しかし他社のシリーズには1/35スケールは意外と存在しており、バンダイのMGパトレイバーシリーズが1/35である。

戦車関連のプラモデルも1/35スケールなのでそちらも同スケールである、WAVE発売のスコープドッグシリーズも1/35スケールである

まとめ

なっちんの製作期間は平日作業で3日ほどでした。製作コストは低めなので軽い気持ちでサクサク作れました。

デフォルメされた体型ではあるのですが可動が意外とできるのでポージングが決まり楽しく、全身にカスタム用の3mm軸や穴があるので改造も楽しいという作る前には想像していなかった楽しさがあるキットでした。ただ3mm穴多すぎて使いきれんというね…、アセンしてるうちにアーマードコア方面へ引っ張られたのはアーカイブで初代ACをプレイしていたからなのは仕方がない。

撮影の際に気になったのがライティングを工夫しないとコンタクトディスプレイである目の部分に影が落ちてしまうこと、メカの命である目の部分だがデザイン自体が下向きでなおかつ奥まっているので正面下方向から照明を当てないと見えなくなってしまいます。私は100均のLEDライトを使用しました。

1/35というスケールでコトブキヤの他の製品と合わせづらいかと思ったのですが、胴体のサイズを見るとフレームアームズと変わらないサイズで手足をフレームアームズと交換するだけで高等身に早変わりします、同社のMSGとのサイズ感も良好でどれを使っても問題ないです、しかしサイズ感はいいのですが持てない武器もあるので注意が必要です。1/35だと陸上自衛隊つながりでタミヤの10式戦車と並べてもいいかもしれません

以上、なっちんパチ組レビューでした。

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